2019.04.18
みなさんこんにちは!
季節の変わり目、晴れ間が続いたと思ったらいきなりの雨など、不思議な天気が続きますね。
さてさて、揖斐川町の古民家再生AY邸が完成を迎えましたのでご紹介いたします!
もとは大きな土間が広がり、太い骨格を表しにしていた玄関から…
屈強な構造部分の雰囲気はそのままに、バリアフリーや生活動線を大切にした玄関空間が出来上がりました!
既存の格子戸も再利用して、古民家の趣を残したお洒落な玄関に。
高橋棟梁による長式台のケヤキを再利用した蹴込み板、富田造園さんが据え付けた沓脱石、早見左官さんの豆砂利洗出しも相まって、足元周りの雰囲気も格段にかっこよくなりましたね!
内部に移るとLDKです。
古民家ならではの大胆な構造体をデザインに取り込み、勾配天井の吹き抜け空間にすることで圧迫感を解消。
バリアフリーを実現しつつもゆとりある空間にリフォームいたしました!
こうした「古民家らしさ」は空間のいたるところに散りばめられており、これまで暮らした思い出や記憶を大切に設計いたしました。
水回り空間は生活の上ではとても大切。
脱ぎ着しやすいゆとりある空間の洗面脱衣室とし、トイレとの距離も近く設計することで、高齢ご夫婦の生活に寄り添う居住環境を意識しました。
こちらは続く浴室。
将来の介護も視野に、通常より広く、また目が見えづらくても問題ないように爽やかな明るい色の色調で統一いたしました。
こちらは洗面所のすぐ近くに設計しましたトイレ。
空間にゆとりをもたせるカウンター手洗い鉢を設け、無垢材で壁面を構成することでじめじめした環境にならない、さっぱりとした空間になりました。
さて、いかがでしたでしょうか??
ビフォーアフターがはっきりと分かる古民家再生。
一件古く、良く見えないように思える建物も、精度の高い調査、綿密な構造計画、丁寧な設計を心がければ見違えるように美しく、豊かな空間に変わります!
昨日手すりを追加で取り付けに伺いましたが、ご家族皆さまとてもご満足いただいているようで、来客の方への自慢の種にもなっているそう。
そんなお話を伺ったらとても嬉しくなりました。
これからも魅力あふれる空間を設計したいものですね。
では皆さん、次回も乞うご期待ください!!