2019.03.04
皆さんこんにちは!
今回はシリーズ旅紀行、前回に引き続き北陸の旅をお送りいたします。
前回皆さんに出題しました問題、ここはいったいどこでしょうか!?というものですが…
正解は氷見漁港のオープンテラスでした。
そう、福井の次は富山にまでやってまいりました。
美味しい海鮮を食べながら旅をする相方は、人が変わって先日一緒に登山をした盛田くん。組織設計事務所で広大な面積のプロジェクトを手掛けています。
もう一人右にいるのが同じく学生時代の友人の園家くん。歴史研究室の同期で、彼は東京の佐久間徹設計事務所というアトリエ事務所で住宅のデザインをしています。
建築の人間が集まるとやはり見て回るのはご当地有名どころの建築!
こちらは長谷川逸子氏設計の氷見市海浜植物園。
建築本体の構成もさることながら、園内の植物とのありようが階を移動するごとに移り変わって、とても変化に富んだ豊かな空間でした。
お次は富山市内にある富山県美術館。
前回ご紹介した福井県年縞博物館を設計した内藤廣氏の設計です。
立山連峰に並行する軸線を起点に設計されています。
内部はこんな感じに。
さまざまなマテリアルが繊細に組み合わされながらも、空間の構成はとても大胆。
我々建築の人間が集まって見学すると、こんな風になります。
おのおのの気になるポイントが突然あらわれて誰かが釘付けに。
園家くんは大きな間仕切りでしょうか、この素材の感じと収まりが気になる様子。
屋上には子どもたちのための遊戯空間が。
立山連峰や隣接する富岩運河環水公園を一望できる、解放感あふれる空間です。
盛田くんはエレベーターの庇の雨水の処理部分のデザインが気になる様子。
水勾配をとりつつも非常に美しく処理しています。
私はこれ!
屋上の手摺のディテールです。仕上げは溶融亜鉛メッキのリン酸処理でしょう。
通常は熱によって金属の母材が変形してしまうものですが、こんなに細く繊細な材料をどうやってここまで綺麗に加工組立できたのか…
仕上がり寸法で9mmとは…
…こんな感じで寸法を測ったり写真を撮ったりしていると予定していた見学時間なんてアテになりません 笑
館内には模型と図面も展示されていて、設計者心をくすぐる見ごたえのある展示でした。
せっかくなので本来の美術館の内容である椅子の展示などもチェック!
名作椅子に実際に座れたりしてこちらも良い展示でした。
夕方に近づくと環水公園一帯はまたしっとりとした空間に早変わり。
公園一帯をさまざまな建築が取り囲んでいるので、それらも見学してまわりました。
この富山市総合体育館もコンクリートのどっしりとした内観がとても魅力的で、余計に時間を奪われました。
戻ってきて夜景もきちんと堪能!
歩きつくしてへとへとでしたが、とても勉強になりました!!
そして…
富山に来たんですから…もちろんあります。
シリーズ旅紀行、まだまだ旅は終わりません!次回に続きます!!!
みなさんお楽しみに!