2018.12.15
みなさんこんにちは!
ずいぶんと冷え込むようになってきましたね。
晩秋まで半袖で現場を駆け回っていた空間工房 森田 スタッフ一同も、さすがに衣替えいたしました。
さて本日は新しくはじまりました物件をご紹介いたします。
こちらは岐阜県揖斐川町の山あいの集落にたたずむ築100年の古民家の改修工事です。
豪雪地帯の古民家なので構造は整然としており、太い大黒柱や大きな差鴨居、通りの良い柱配置が特徴です。
さて、いざ解体開始!
水回りを中心に家全体の改修に挑みます。
すっかり綺麗になりました。
構造の骨格が美しく保たれているので、解体してみると綺麗な骨組みがよく分かります。
続いて新しい構造の軸となる基礎工事に移行します。
鉄筋の配筋と型枠の工事、その後コンクリートの打設です。
毎度おなじみ、基礎工事は小森組の小森さんの出番です。
小森組の島田さん、美しくコテでコンクリートをならしていきます。
古民家改修のコンクリート工事では、既存の土台にコンクリートが被らないように設計・施工することがとても重要です。
コンクリートがかぶると空気の通りが悪くなった土台に腐朽が進行し、構造に大きな問題が発生します。
古民家再生や改修工事は、現場の状況をよくよく観察しながら現場を進めていく過程で打合せをして、適切な施工方法を検討していく柔軟性がとても大切です。
はじめから状況のわかる新築と異なり、難しい判断が続くのが改修工事ですが、ビフォーアフターがはっきりと見て取れるので、お住いのお施主様皆さまの感動もひとしお。
今から完成が待ち遠しいですね!