2019.02.23
みなさんこんにちは!
ここしばらく暖かい陽気も見られるようになってきましたね。
さて、先日エントランス部分と休憩スペースを工事させていただいた揖斐川町の I 製作所さまより、社員さん用のトイレ新築の依頼を受けました。
既存のお手洗いが古くなってきたので更新したいとのこと…
いざ解体スタート!
既存のトイレは配管からすべてやり替えることにしました。
平井産業さんが重機でコンクリートの基礎まで解体します。
次は基礎工事。
小森組の小森さん、ベース部分の打設です。
小さな空間とはいえ、基礎を含む躯体部分は十分な強度が保たれるよう設計しています。
小森さんと島田さん、いつも通り精度の高いコンクリート工事です。
基礎が完了すると配管を行いつつ鉄骨工事。
馬場鉄工の馬場さんに、既存建物との取り合いの部分を新しい材料で整えてもらいました。
広沢塗装の広沢さん、工場の床が劣化していたので塗装が浮いている部分を除去し、新しいコーティングの下地作りをします。
準備が整ったらいざ上棟!
大垣市のAM邸を担当いたしました高橋棟梁が指揮を執りながら、木架構を組んでいきます。
屋根の防水も新築住宅と同様に丁寧に施工します。
構造の工事が完了すると造作の工事に!
内部はレッドシダーの板材を壁面に採用し、表情豊かな空間に仕上げます。
板の目や色味を合わせながらの大工工事です!!
こちらは早見左官の早見さん。
床のタイル張り中です。
美しく割り付けた寸法の通りにタイルを施工していきます。
トイレ前の床は新しく汚れにくい素材でコーティングを施しました。
工場なのでこうしたメンテナンスのこともとても重要です。
そして…
完成です!!
改修した工場外壁は暗くなりがちな水回り付近に明かりを取り入れるよう、ポリカーボネート波板の乳白色素材を使用し、十分な北の光を空間に取り込みました。
こちらはトイレ内部。
ゆったりと落ち着いたインテリアデザインが、レッドシダーの表情と相まって、美しい空間に仕上がりました。
トップライトを設けることで、トイレ内部も爽やかな光が入るよう計画しました。
腰張りをはじめ、清掃などのメンテナンスを考慮して素材を選びました。
照明器具などの配線計画は、壁沿いに薄い板で配線ルートを施工。シャープで整ったデザインに仕上げました。
以上、トイレの新築工事でした!
小さな工夫を織り交ぜることで、とても上質で綺麗な空間にまとまりましたね!!
インテリアデザインはほんとに楽しいなと改めて思える一件でした。
2019.02.15
みなさんこんにちは!
先日風邪を引きまして…その後、のどや鼻の治りが遅いなと思っていたら花粉症が始まっておりました筆者です。
さて大垣市のAM邸、外部の吹付け塗装が完了しました!
ぐっと落ち着いたシックな色調の外観、いかがでしょうか!?
今回はアプローチ部分に門扉も施工いたしました。
連続する庇の重心をさらに低く抑える効果があり、今回は全体的に和の風格を大切にしたデザインでまとめています。
内部は左官工事が始まりました。
早見左官の早見さん、パテ処理をして施工箇所を平滑にしています。
一方洗面室では…
堀木工の堀さんが木製建具の施工中。
空間工房 森田では自然素材の空間になじむよう、樺桜の仕上げでできた建具を全てオーダーで製作して施工しています。
自然塗料で塗装すると淡く艶っぽい、橙色とも桃色とも表現できない、美しい色合いになります。
白を基調とした壁面には差し色のような華やぎがあり、杉板の仕上げには空間になじむような色調になります。
堀さんのつくる建具はスカッとした仕上がりが特徴で、控えめに設計した枠回りに見事にマッチします。
外に戻ると富田造園さんが防草シートを施工していました。
広い敷地の雑草を全て管理するのは大変なので、裏方は雑草が生えにくいように、居住後のメンテナンス性を考慮して施工いたしました。
表の門付近では何やらステンレスのアングルを設置しています。
これは外塀の支持材。この柱の精度が非常に重要で、よくよく打合せを行ってから施工します。
さて…外塀施工当日!
塀の木材加工・取付には高橋棟梁に加え、垂井町のHM邸を担当しております久保田棟梁、応援に来てくれた松田親方の3名と、我々スタッフで行いました。
水平制度を吟味しながら柱や板材を施工していきます。
午後に入ると完成形が見えてきたでしょうか!?
そして完成!
さすがプロ集団、半日とちょっとで完成しました!!
門扉とあいまって、より一層低く抑えの効いた外構計画になりました!!
後日!
プロのカメラマンによる完成写真の撮影をしました!
お天気にも恵まれ、美しい外観を撮影できました!
内部も仕上げ工事が完了し、空間をとらえていくカメラマン。
HPにもまた竣工物件として掲載・更新いたしますが…
何枚かだけ皆さんにお見せします!
撮れたのがこちら!
玄関アプローチの夕景。
格子と庇の連なりが、和の風格を引き立てています。
こちらが内観、LDK。
奥様のご趣味であるギター掛けと譜面台を大黒柱と合わせてデザインし、その空間を軸に南北に開口部を設けることで、北の坪庭・南の既存のお庭とつながる豊かな居住空間となりました。
いかがでしたでしょうか!
明るい空間も素敵ですが、こうした落ち着いたデザインもまた趣があっていいですね!!!
他の写真の更新もどうぞお楽しみに!
2019.02.08
みなさんこんにちは!
寒い日が続きますが、今年はあまり雪が降らないですね。
こちらは伊吹おろしの吹付ける垂井町のHM邸、工事がずいぶんと進んでいるようです。
上棟を終え、構造の筋交いが入り、瓦工事をしているところです。
ハシゴのようなものがかかっていますがこれは荷揚げのリフトで、瓦を屋根の上まで運んでくれる瓦屋さん必須のアイテムです。
内部ではシステムバスを組んでいます。
今回はお施主さまのご要望でいつもよりひとまわりゆったりとしたサイズのバスルームです。
LDKが広々としているので大きなシステムバスの組み立ても問題ありませんね。
こちらは2階。
壁をこれからつくるところなので玄関などのある下屋部分の屋根の断面が見えています。
こうした下屋部分と本体部分との取り合いの防水施工も雨漏りや構造材の腐朽を防ぐためには非常に重要で、施工管理にも慎重を要します。
1階に戻ると久保田棟梁が断熱材を施工しています。
メーカーの推奨する施工基準を満たすよう注意しつつ、当社独自のひと手間をかけて、木構造が健康的な状況を保てるように施工します。
このひと手間があるか無いかの違いは大きく、乾燥した構造環境を維持するのにとても重要な工程です。
杉無垢板の天井が施工されると…
空間がよくわかるようになってきましたね!!
のびやかに外部とつながるリビングダイニング。
ここで社長、何やら床に書き込んでいます…
この墨出しは…
床暖房パネルの配置の墨でした!
今回はリビング空間全体を温めるような配置で床暖房を施工します。
キッチンの足元にも床暖房を配置して、朝、足元の冷える時間帯でも暖かく調理ができるように計画しました。
外部周りには庇が付き始めました!
この写真一枚の中にも構造材を健康的に保つ工夫がいくつも隠れています。
アルミサッシュ周りは特に漏水しやすいので、板金の施工やコーキング方法の工夫など、いくつもの手間をかけて長寿命の家づくりを目指します。
外観に改めて目を向けてみると…
久保田棟梁、焼杉の板張り部分を施工していました!
今回は吹付け塗装部分に加え、1階の一部を焼杉張りの仕上げとしています。
板の状態を見ながら選り分ける棟梁。
それを通り良く釘打ちしていきます。
内部のフローリングにはミャンマーチークを採用しました。
落ち着いた色味のミャンマーチークは空間の重心を落としてくれるので、しっとりとした雰囲気になります。
材自体が堅いので傷もつきにくい一方、冷たい温度を伝えやすい部分は床暖房でカバーしています。
内部も外部も工事が進むHM邸、次は仕上げ段階も進みそうです!
また経過をお伝えいたしますね!!
お楽しみに!
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