2019.03.13
みなさんこんにちは
本日は以前発見した小ネタをシリーズアニマル、物語としておひとつご紹介いたします。
何年か前のとある冬の日、現場で外構のコンクリート工事が行われておりました。
豆知識ですが、コンクリートはドロドロの状態で生コン車で現場に運ばれてきて、型枠に流し込んで時間を置くことで固まり、強度を発現します。
ここまでは皆さんご存知でしょう。
ただ、コンクリートはいわゆる「乾く」つまり水分が乾燥することで強度が出るわけではありません。
表面の水の引きなどは乾燥度合いによって異なりますが、コンクリートは化学反応によって固まります。
コンクリートを構成する成分同士が反応して凝固するため、むしろ水の引きが早すぎるとうまく化学反応しません。
たとえば大きな現場で猛暑の時などは、散水しながら固まるのを促進するくらいです。
そしてコンクリートが化学反応するとき…熱を発します。
固まり始めのコンクリートを触れるとけっこう温かいです。
これが冬の小動物にとっては最適な床暖房になるのでしょう。
こんなようすが撮れました。
きっと現場近くをうろついていた彼が犯人なのでしょう。
寒い冬をしのぐ彼らのささやかな幸せなのかもしれませんね。
(…後日補修して無事完成しました。)